管理人の実体験からスコアを包み隠さず届けます。
みなさん、こんにちは。English Learnerへようこそ。
今回の記事ではタイトルにもあるように私が英検1級の1次試験をどのように勉強してどのように合格したのかを包み隠さずお届けしたいと思います。
なぜ、英検1級の1次試験までかというと、そうです、1次試験には合格できたのですが、2次試験にて不合格になってしまいました。
現在、来る2次試験に向けて黙々と勉強しているところです。2次試験にも無事に合格できたらまた合格までの道のりを包み隠さずお届けしようと思いますので、応援よろしくお願いします。
Contents
英検1級の1次試験の内容
これに関しては皆さんご存知かと思いますので、あまり長々とはお話しませんが、一応復習と知らない人のためにお話をします。
2022年2月現在、英検1級1次試験の内容は以下のようになってます。(公式websiteからの引用)
筆記(100分)/リスニング(約35分) 筆記とリスニングの間に休憩という休憩はありません。試験監督者が少しCDの音源の準備などするので1-2分はありますが、基本的にはぶっ続けですね。
でも、TOEFLなどに比べるとそれほど体力的にはきつくないと思います。年を取るとちょっと辛く感じますが。
少なくとも、これから挑戦する人はこの時間集中できる集中力をつけましょう。年をとればとるほど長時間集中することがあまりなくなってきますので、この心がけは地味に重要と考えます。
筆記試験 まずは単語を覚える!
筆記試験 (100分)
筆記は大きく分けるとReading Writingに分かれます。
まず受験者に立ちはだかるは単語問題です。25問あります。英検1級に挑戦し始めた当初はこの単語問題の分を読むのに2から3回ほど読んでました。はっきりいってその時点で終了です。単純に考えて25問あって、1問1分で回答していたら25分かかってしまいます。これでは時間配分があまりにも単語問題割きすぎです。
ちなみに私は
単語10-15分 長文1つ 5-8分 ライティング のこり全ての時間
という目標を立てました。やっぱりwritingはなんだかんだで時間とられます。かといって長文は読むのに時間はそれなりにかかりますし、頑張れる部分は単語問題ぐらいです。たまにwritingを先にすませてそれから単語や長文にとりかかる人がいるようですが、個人的にはそのやりかたは好きではないので(完全に個人の感覚です)自分は採用しませんでした。
とはいっても英検1級の単語問題は難解で有名です。そんなに簡単にできるのか?と思われるかたもいるでしょう。
しかし、僕は、この単語問題で点数をある程度上げることができて、それで英検1級に合格できたとおもっています。結局は、単語問題なんて知っているか知らないかの次元の話ですので、知らないとおしまい。でも、知っていれば回答できます。まずは、単語を鬼のように勉強することをお勧めします。そうすれば、おのずと長文読解能力も付きますし、やるにこしたことはありません。
また、なにか勘違いしている方も多いようですが、英検1級に出題される単語はネイティブでも使わないような変な言葉では決してありません。むしろ、英字新聞やニュースでは比較的よく聞く単語やフレーズだと思っていますし、今後英語を真剣に勉強していく上でははっきりいってただの入門レベルの単語です。いい機会だと思ってしっかり勉強することをお勧めします。
単語問題対策に使用した教材
私が主に使用した英検単語問題対策の教材は以下になります。
価格:1,980円 |
はい、皆さんご存じのでる順パス単語 英検1級 です。旺文社さんからだされている、まさに英検1級受験者にとってはバイブルといっていいほどの知名度と効果を発揮してくれます。
なにから勉強していいのかわからないとか、不合格が続いていてどうしたらいいのかわかないといった人はまずこの単語帳をゴリゴリに暗記することをおすすめします。
ゴリゴリといってもどの程度かといったら、この単語帳にかかれている約80%ほどを暗記できればそれはゴリゴリでしょう。逆に言うと、それぐらい暗記できない場合は過去問解いたりとか、リスニング強化だと、そんなことをしてもはっきりいって無駄です。しっかり単語を暗記してから次のステップに行きましょう。
次に使用した教材は以下です。
次にご紹介する単語教材は、そう、アプリです!これはもともとiPhoneのみででていましたが、最近アンドロイドでも提供がはじまりました。アプリの名前通り、これまで英検1級で出題された単語がでてきます。クイズ形式で楽しめるし、発音機能やリンクからネット経由で辞書に飛んで、より詳しく調べることでもできます。単語帳機能もあるので個人の復習などには最適と、かなりかゆいところに手が届く機能満載のアプリになってます。有料ですが優良ですね。ぜひ購入して試験対策に使われることをお勧めします。僕はこのアプリのおかげて単語セクションにて8割以上の得点をとることができたと確信してます。
長文問題は時間勝負!
長文問題はとにもかくにも時間勝負です。内容が決して少なくないですし、簡単ではありません。ただ、唯一のいい点としては、単語問題ほど難解な表現や単語のレベルが要求されるかというとそうではないことです。
長文問題を解く上で、大前提はタイトルをしっかり読むこと!そして、問題を先にみること!です。
回答を考えるうえで一番重要なところは、回答は言い換えであることが多いということです。
たまに難しい問題などは、本当に推測や読解力が試されますが、英検の回答って、基本的には言い換えです。
長文問題は穴埋めが6問、その後に内容を問う問題が11問ありますが、特徴と傾向をつかんでおくと楽に進めることができます。
まず、穴埋めの長文問題に関してですが、
これは、2019年に出題された過去問です。穴埋めをする部分に注目すると、26と27は段落の最初に、28は段落の最後に位置しています。この位置を意識するだけで、26と27に入る内容を、後半の文章が説明しているな、とか、28は最後の段落の最後の部分だから結論に相当する部分だ、というのが検討がつきます。もっと砕いて言うと、26に関してはその段落の要約を言い換え表現を使って言っている感じです。
よくできた試験でして、結局全文を読まないと回答できない構造になっているなとも思わせられます。どうですか、闇雲に突っ込むよりも、こういった心構えとどこを注意して考えればいいのか知っているだけでも回答するときに有利になったと思えませんか?
次に内容を問う長文問題に関してですが、こちらに関しては、最初の2文に関していえば、おおむね3段落で構成されてます。そして問題は3題です。
もう気づきましたよね。そうです、基本的には1段落ごとの内容を問われているので、1段落読んだら、一つ問題を解いて、次の段落を読み終わったら次の問題を解いてっといった感じにやっていくと自然と流れがつかめるという構造なのです。また読まないといけないのかよ、と思う方も多いと思いますが、最後の筆者の結論を聞かれる部分に関しては、通常段落の最終部分に結論は来ますので、そこだけ読めば結論の問題に関しては解けることが多いです。
もちろん、すべての問題がこの法則に従っているわけではないので、ちょっと違うかな?ここには聞かれていることは書いてないなと持ったらこれらの前提に固執することなく柔軟に問題を解いていってください。
最後になりますが、重要なことは、回答に迷った場合、何度も繰り返し読むよとがいると思いますが。そんなことをしていては絶対に時間が足りません。基本的には1読したら、回答できるレベルまで自分の読解力を上げるべきです。これができない場合は、過去問でも英字新聞でもいいですので、一読してすぐに意味が取れるまで繰り返し同じ教材を勉強することをお勧めします。
長文読解問題対策で使用した教材
私が使用した教材を紹介します。ご参考までに。
英検分野別ターゲット英検1級長文読解問題120 (旺文社英検書) [ 旺文社 ] 価格:1,870円 |
この問題集も言わずもがなですね。説明は不要だと思います。
後は過去問です。結構前から英検に関しては受験をしてましたので、かなり昔のものにはなりますが、過去問を解きなおしたり、受験はしてませんでしたが、公式websiteに3回分の過去問は掲載されますので、それをストックしておりましたので、その問題を繰り返し繰り返ししてました。
Writingで合否が分かれます!
結構Youtubeなんかを見ていると、英検におけるwritingの重要性を語っている方が多いように感じます。それもそのはずで、英検1級におけるWriting Sectionは肝中の肝!です。
Writingの1点がCSE scoreではかなり違ってくるんですよね。なので、試験官にこの文章いいなと少しでも思わせることが、単語一問多く正解できるよりも、長文で一問多く正解できるよりも重要となってくるわけです。
つまり、writingは難しいのですね。私はListeningでかせぎますのでいいです とか思わないでください!
実はWritingで点数をかせぐくとはそれほど難しくないのです。ある程度の定型文を用意して、Topicごとの論調を用意しておけば結構な点をかせげるsectionだと思ってます。
まさに、writingで合否が分かれるといっても過言ではありません。
出題形式はこんな感じです。3つの理由を挙げて、TOPICに関する200-240語程度のエッセイを書いてくださいというものです。この指示の下にTOPICが書いてあります。
Agree or disgreeで聞かれるものや、単純にそれに対してどのように感じるのかを問われるものです。
エッセイの書き方の大原則として
Introduction
Body Paragraph 1
Body Paragraph 2
Body Paragraph 3
Conclusion
とするのが一般的です。というか、この形式で書いた方がいいです。個人的な経験から言わせてもらうと、Introductionとconclusionに関しては完全なるテンプレートで切り抜けることができと思います。そして、このテンプレートは次に待ち受ける二次試験でも使用できますので用意して損はないと思います。
Writing問題対策に使用した教材
最短合格!英検1級英作文問題完全制覇 (英検最短合格シリーズ) [ ジャパンタイムズ ] 価格:2,420円 |
はい、こちらも皆さん知っているシリーズですね。説明はほぼ不要かと思います。
どんな風に使用したかというと、用意されたTOPICに関して自分なりのエッセイをまずは書いてみて、模範解答例がAgree/disgreeともに書いてくれてますので、自分の意見にあった方の模範解答をほぼ暗記。使えそうな表現はほぼ暗記。自分でエッセイを書いているときにこれなんていったらいいのかなと思って、この本にうまく書いてあった部分はそのままほぼ暗記。です。
エッセイを書いては、見直して、暗記しての繰り返しです。あとは時間を計って、文章の長さを毎回気にすることが重要です。一番時間がかかる部分ですし、得点を稼がないといけない部分でもあるので、単純な時間切れや、くだらないことでの原点は避けたいですよね。
と、本日は英検1級一次試験の合格の仕方と題してお送りしてきました。
しかし、細かいことまで話し出すととてもじゃないけど足りませんので、今後各論にてそれぞれのsectionに関してもう少し踏み込んだ記事を書いていこうと思います。
それでは、see you later, alligator!!