みなさんこんにちは、今回は英検1級2次試験の概要と当日の実際に試験場の雰囲気を解説していきたいと思います。前回の記事と少し被る部分もあるかと思いますが悪しからずよろしくお願いします。
英検1級2次試験 内容
公式websiteから引っ張ってきた英検1級2次試験の概要です。みさなんご存じの通り、英検の2次試験は面接です。級によって内容と試験官はちがってきますが、ここでは1級のみの説明をしていこうと思います。
まず面接官は2人です。一人は日本人の面接官でもう一人はNativeの面接官です。
現在はコロナで試験官ともマスクを着用しています。ちょっと面接官の声が聞き取りにくく、また、表情も読み取りにくくなってます。しかし、これは試験官も同じで、受験者の我々もマスクを当然着用しておりますので、向こうからしたら聞き取りにくく、表情もつかみにくいのは確実です。
採点されるポイントは主に4つです。
Short Speech 10点
与えられたトピックの中から一つを選び、論点とその根拠をまとめ、首尾一貫したスピーチを組み立てることが求められます。
Interaction 10点
面接委員とのやりとりの中で、それぞれの質問に対して臨機応変に返答し、会話を継続することが求められます。
Vocabulary and Grammar 10点
面接を通して、幅広い範囲の語彙、文法を正確にかつ適切に運用することが求められます。
Pronunciation 10点
面接を通して、発音、アクセント、イントネーションを正しく運用することが求められます。
採点項目は上記4点です。各々10点満点にて採点されますので、面接官は一人5点をもっているということになります。
試験前までの流れ
残念なことに私は2次試験を2回受けてます。ともに東京に希望を出して、東京で受けました。
1回目は四谷で受けました。四谷にある日米会話学院でした。
四谷駅からかなり近くて行きやすかったです。
2回目は北千住にある帝京科学大学でした。
こっちは北千住駅からバスで5-10分程度のバス停で降りて徒歩で数分でつきました。
2回目の2次試験の日程に東京マラソンがあったことも影響しているのでしょうか。ちょっと行きにくかったのを覚えています。
大体自分はどちらも集合時間の30分前に到着するようにしました。
きっとまだ来ている人は多くはないと思っていましたが、行ってみると大体真ん中ぐらいでした。結構前から来ている人がいるものだなと2回とも同じことを感じました。
まず、受験者は入口にて身分証明書と受験票にて本人確認をされます。それから受験者控室にて試験開始を待ちます。この時に首から下げる袋を手渡されます。この袋の中に携帯電話を電源を切った状態にして入れます。基本的にこれ以降首から下げており、変な通信はしていないことと、受付を済ませている印になるようです。
受験者控室の机には黄色いシートがあります。氏名や生年月日などを各部分があり、このシートを試験時に面接官に渡します。1級は試験官が2人なので、2枚書きます。まったく同じことを書くので少しめんどくさくも感じますが仕方がありません。ですので、鉛筆などの筆記用具を持っていきましょう。会場でかしてもらうこともできますが、やはり自分で用意したいものですよね。
シートの記載が終わればあとは試験開始を待つだけです。
時間になると前から順番に受験者が移動します。係りの指示に従い、別の教室へと移動していきます。移動したら、教室の前でさらに待機です。
四谷の時は小さい会場でしたので、待機スペースは一人です。つまり、前の人の試験が終わったら次は自分です。
北千住の時は、待機スペースは3人でした。つまり、自分の前に3人います。
この時間が緊張MAXでやばかったです。手に汗握る体験ですね。みんな緊張していますが、そこに会話は一切ありません。ぶつぶつスピーチの直前練習をしている声だけが不気味に響きます。
自分の前の人が終了すると、まずは係りの人?中から人がでてきます。その人が最後にまた本人確認をして、記載した黄色いシートなどは回収されます。
その後、少し待ってからいよいよ自分の試験が始まります。
試験の流れ
まず、部屋に入ったら、簡単な挨拶から短い会話を行います。自己紹介をしたりとか、試験会場までどうやってきたのか、など聞かれます。この部分は採点に影響はありません。
何級までかは忘れましたが、英検の面接の採点項目にattitudeがあった級があったと思います。
1級ではその項目はないのですが、なんだか英検の面接と聞くとみんな態度を良くしようとか、印象を良くしようと無駄に必死になる気がします。
しないに越したことはないですが、あまり合否には関係ないですよね。
さて、warming upが終わったらいよいよ試験です。
教室には机を挟んで2人の試験官と横にはTime keeperが座ってます。
自分の机にはカードは伏せておいてあります。これがTopic Cardです。
昔は、手渡しだったのでしょうか。今はコロナのせいか、机に置いてあるという形式のようです。
Topic Cardには5つのtopicが書いてあります。
その中から自分でtopicを一つ選び、short speechを作成し、といった作業を1分で終えます。
1分過ぎたところで、いよいよspeechの開始です。時間は2分。精一杯話しましょう。
2分以内にspeechが終わった場合は、自分で終わったことを知らせるか、2分を超えても試験官によっては区切りのいいところまで話させてくれます。ここがTOEFLと違っていいところかもしれません。とはいっても、あまりにも長すぎるとさすがに途中で切られてしまうと思うのでそこらへんもうまく調整しましょう。
以下が、公式websiteに公開されているtopicの出題内容です。
Speechが終了すると質問タイムです。大体4分程度の質疑応答ですので、面接官一人に対して2問ほど質問されます。
こちらもTime keeperが終了の合図をだすまで試験は続行されますが、私の場合は、時間が過ぎても追加で1つ質問されました。面接ですので結構試験官によって左右されますね。
試験が終了したらTopic cardを伏せて置き、そのまま退室です。
試験後の流れ
試験が終了して、教室から出たら、首から下げていた袋から自分の携帯を取り出して、袋を会場内にて処分します。
その後は特になにもやることはないのでそのまま帰宅するといった感じです。
前回の記事にも書きましたが、栃木県在住の身として、東京にでてくることがここ最近は一大イベントと化しているので、英検で東京に来た時には何かおいしいものでも食べて帰ることにしてます。試験自体は大体2時ぐらいには終わりますしね。みなさまも試験終了後の開放感につつまれて普段はいかないようなところで食事でもどうでしょうか?
今日はここまでです。
最後に、面接対策に使用した書籍のリンクを貼っておきます。ご参考までに。よろしかったらどうぞ。
See you later, alligator!!
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